カーボン用フェノール樹脂

フェノール樹脂の硬化物は規則的な構造を有し、且つ、炭素含有量が多いため高強度で、高残炭率が得られます。またフェノール樹脂の高強度・高耐熱という特徴を生かし、各種炭素繊維との複合材料にも使用されています。当社ではこの特徴を生かし各種のカーボン用フェノール樹脂を製品化しております。

主な用途

• 成形断熱材
• 炭素繊維強化複合材(C/Cコンポジット)
• 二次燃料電池用材料
• 炭素繊維強化成形品(CFRP)

製品ラインナップ

溶剤タイプ

 製品名 主溶剤 不揮発分
(%)
粘度
(mPa・s/25℃)
残炭率
(%)
灰分
(%)
特徴
IF-3000 メタノール 58-62 50-140 68 0 耐熱性
IF-3300 メタノール 58-62 100-200 63 0 耐熱性、非劇物
5010 エタノール 56-60 140-275 65 0 低弾性率
5900 エタノール 58-62 50-100 58 0 高強度、耐熱性
5592 エタノール、MIBK 53-57 50-105 62 0 エポキシ変性
J-326K メタノール 60-64 100 – 165 50 0 クレゾール変性
可とう性、摺動性
  • 規格は参考値

水溶性タイプ

 製品名 主溶剤 不揮発分
(%)
粘度
(mPa・s/25℃)
残炭率
(%)
灰分
(%)
特徴
GA-1364 74-78 750-1600 66 0 アミノ変性
非劇物
GG-1480 67-71 800-1600 26 2.2 アミノ変性
非劇物
TD-617 73-77 500-1100 64 1.5 汎用品
TD-617HV 77-81 5000-10000 64 1.5 高粘度
8121LV 73-77 330-460 66 0.5 低粘度
  • 規格は参考値